航空管制官になるには? 国家公務員の難関試験・高年収・英語力まで徹底ガイド

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航空管制官になるには? 国家公務員の難関試験・高年収・英語力まで徹底ガイド

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先生、航空管制官は公務員って聞いたのですが本当ですか? 

転職&就職ガイド

航空管制官は国家公務員ですが、他の国家公務員資格とは異なり、航空保安大学校で研修を受けた後、各空港での訓練や航空管制官としての技能試験を経て、はじめて正式な航空管制官となることができます。

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航空管制官になるには、やはりかなりの英会話力が必要だと聞きました。
実際にどの程度のレベルが求められるのでしょうか?

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航空管制官には、国際民間航空機関(ICAO)が定める英語能力証明の最低でもレベル4(Operational Level)を取得することが求められんだ。
レベル6(Expert Level)が最高水準ですが、国際線の管制を行うには少なくともレベル4が必須とされていますよ。
航空保安大学校に入学した後の研修や、現場配属後の訓練を経て最終的にICAOレベル4以上を取得できるよう目指すのが一般的な流れです。

航空管制官とは

航空管制官は、飛行機が安全かつ効率的に飛行できるよう指示や情報を提供する専門家です。具体的には、離陸・着陸の順序や滑走路の指定、飛行経路の管理、天候や気象情報の提供、航空機間の間隔調整などが主な業務となります。

空の安全を第一に考え、冷静かつ迅速な判断が求められるのが特徴です。また、航空機や管制システムに関する専門知識のほか、レーダーや無線通信機器を的確に扱うスキルも必要となります。

航空管制官になるには

管制塔

航空保安大学校への入学

航空保安大学校

航空管制官を目指す場合、まずは国土交通省が所管する航空保安大学校(航空管制科)の採用試験に合格することが必要です。採用試験は年1回程度実施され、1次試験(多肢選択式の教養試験や外国語試験、適性検査)と、2次試験(英会話能力の確認や面接、身体検査、身体測定)に分かれています。航空保安大学校のサイト

航空保安大学校での研修

採用試験合格後は、航空保安大学校(大阪府泉佐野市)に入学し、2年または半年間(コースにより異なる)の研修を受けます。ここで航空管制や航空機・気象などに関する専門知識を習得し、実務に必要な基礎を身につけます。

なお、学生でありながら、国家公務員の身分であるため給与が支給(初任給程度)されます。

各空港での実地訓練と技能試験

航空保安大学校を修了した後、各空港などの管制施設で実地訓練を行います。実際の管制業務を経験しながら、指導管制官のもとで必要な技量を高めていきます。

最終的に航空管制官技能試験に合格すると、晴れて正式な航空管制官として任用されます。合格率は10%未満ともいわれる難関ですが、その分やりがいのある専門職です。

航空管制官とはどんな仕事?

管制官

航空管制官は、パイロットとの連絡やレーダーによる監視を通じて、航空機の運航を安全かつ円滑にコントロールする仕事です。具体的には以下のような業務が含まれます。

  • 離着陸の管制

    空港の管制塔から、飛行機が離陸・着陸する滑走路を指示したり、地上走行の経路を指定したりします。

  • 航空路の管制

    航空管制センターでは、飛行中の航空機が他機と衝突しないよう間隔を維持し、必要に応じて高度や経路を変更する指示を出します。

  • 緊急対応

    天候の急変や機体トラブルなどが発生した場合、航空機を安全に誘導し、早急に対処する必要があります。

責任が大きく、ストレスのかかる業務ではありますが、その分空の安全を守るという大きな使命感とやりがいがあります。

航空管制官に必要なスキル

管制官

高いコミュニケーション能力

パイロットや他の管制官と明確かつ正確に意思疎通を図る必要があります。短い英語のフレーズで的確に情報を伝えるため、英語力だけでなく日本語での表現力も重要です。

マルチタスク・状況把握能力

複数の航空機を同時に監視しながら、それぞれに最適な指示を考え続けなければなりません。周囲の状況を的確に理解し、優先度を素早く判断する力が求められます。

迅速な決断力と問題解決能力

トラブルや緊急事態が発生した際には、一瞬の判断が航空機の安全を左右します。多角的に状況を把握し、最適と思われる解決策を選ぶ決断力が必要です。

ストレス耐性

空の安全を担うという大きな責任と、24時間体制でのシフト勤務によるプレッシャーがかかるため、高いストレス耐性も求められます。

チームワーク

航空管制はチームで行う仕事です。周囲の管制官や関連部門と連携しながら、互いに補完し合って飛行機を安全に誘導していきます。

航空管制官の仕事内容

管制官

航空管制官は、民間および軍用の飛行機に対し、安全かつ効率的に飛行できるよう誘導や情報提供を行います。

訓練期間中は、座学とシミュレーションなどで管制技術を学び、その後は実際の管制塔や航空管制センターで先輩管制官の指導を受けながら業務を習得していきます。

一人前の管制官となった後も、新しい管制技術や運航ルールの変更に対応するため、定期的に研修や訓練を受けることが欠かせません。

航空管制官の勤務地

管制塔

航空管制官の勤務地は、大きく以下の2つに分けられます。

空港事務所(管制塔等) 

業務内容



空港の管制塔で働く航空管制官は、滑走路や誘導路を使用した地上走行、離陸・着陸など、主に空港周辺の航空機の動きを管理・指示します。

地上走行の指示

航空機が駐機場を出発して滑走路へ向かう際、または着陸後にターミナルへ向かう際に、他機との接触を避けるため、誘導路の使用許可や走行速度などをパイロットへ指示します。

離着陸の管制

離陸や着陸のタイミング、滑走路の使用などを統制し、航空機同士が安全な距離を保てるよう管理します。

パイロットとの交信

常にパイロットと無線でやり取りをしながら、天候やその他の最新情報を提供し、必要な許可や助言を適切に伝えます。

ポイント

管制塔の航空管制官は、実際に滑走路や地上を目視できる場所で働きます。そのため、視覚的な監視とレーダー情報を組み合わせ、空港内の航空機が衝突や接触事故を起こさないよう細心の注意を払います。

航空交通管制部(航空管制センター)

業務内容

空港から離れたところにある航空交通管制部(または航空管制センター)では、空港周辺を出発・通過・到着する航空機をレーダーなどの装置で監視し、飛行中の安全を確保する役割を担います。

飛行経路・高度の調整

レーダーで把握した航空機の位置や高度、飛行計画を基に、航空機同士が一定の間隔を保てるように高度や経路を指示・変更します。

気象情報の提供

天候の急変や危険な気象条件が予想される場合、早期にパイロットへ情報を伝え、必要に応じて経路変更や高度変更を指示します。

広範囲な空域管理

空港周辺の低高度の空域だけでなく、国内外を結ぶ広範囲の空路上の航空機を同時に監視し、スムーズな交通管理を行います。

ポイント

航空交通管制部では、空港周辺だけでなく、地域全体や国際線の通過ルートなど大規模な空域をカバーします。管制官は常に他の管制施設や気象機関とも連携し、円滑な航空路運航と安全を確保しています。

シフト勤務と24時間体制

空を飛ぶ航空機は国内外を問わず終日運航されるため、空港や航空交通管制部は24時間体制で稼働しています。航空管制官は交代制のシフト勤務を行い、いつでも最新の情報を共有しながら安全運航を守り続けています。

航空保安大学校 航空管制科サイト

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